商品解説
プラスチック・金属・レジンなど色々な素材を使ったオートバイのキットです。
ご好評いただいている”HRD VINCENT BLACK SHADOW 1948”、そのバリエーションモデルが1/9scale Motorcycle Kitのラインナップに加わります。
K621●Ver.A : Black Shadow 1950
イギリス製モーターサイクルの頂点として揺るぎない地位を確立したブラックシャドウのなかで、そのスタイリングとして世界的に最も良く知られることとなったこのシリーズCのモデルをキット化しました。
特徴的なフロントフォーク周辺は新設計のパーツで、タンクやフレームのエンブレムを含めたデカールも専用となっており、エンジンやステップのゴムに至るまで車体各部のロゴも新規パーツで再現しています。
【キット概要 】
■戦後~1950年代にかけてのモーターサイクル史にその名を残すVINCENT、その後期モデルをモデル化しました。
■ホワイトメタルパーツ、メタル挽き物パーツ、エッチングパーツ、ゴムパーツ、シルク印刷デカール等をふんだんに使用したマルチマテリアルキットです。
■チェーンはエッチングとメタルパーツを使用した組み立て可動式。
■ホイールは、メタルリムに加工済みステンレススポーク、ステンレスパイプを組み合わせる構成でリアルに再現。
■ラパイドをハイパワー化したことでブレーキドラムにも強化タイプの冷却フィン付きが装備されており、この部分をエッチングとメタルパーツの組み合わせで再現しました。
■初期モデルとは異なるタンクのマークやエンブレム、車体の社名ロゴも”VINCENT”の刻印である点も忠実に再現しました。
■高級感を備えたVINCENTの雰囲気を表現するため、各部にメッキ済みパーツを用意しました。
■ヘッドライトやスピードメーターにはシャープな仕上がりを味わえるメタル挽き物パーツを用意しました。
【VINCENT Late Type について】
元戦闘機パイロットであり、エンジニアでもあったイギリス人レーサー、ハワード・R・デイビスは高性能なレーシング&スポーツバイクを世に送り出すべく1924年にオートバイメーカーHRDを設立します。
そこで作られたバイクはレースで活躍しその性能を世に知らしめましたが、一方で会社は経営難に陥ります。
デイビスは会社を売却し、ケンブリッジ大学工学部を卒業したばかり、若干20歳の若きエンジニアであったフィル・ヴィンセントが買い取り、1928年、”The Vincent HRD Company Ltd”が誕生します。
そこで彼が理想とするレーシング&スポーツバイクを数多く生産していくこととなります。
その後、新たに加わったエンジニア、フィル・アービングがエンジン設計に携わるようになり、1936年には時速100マイル(160km/h)を可能にした988cc50度Vツインエンジンの”シリーズAラパイド”が発売され、”最速スポーツバイク”の称号を得ることとなります。
第二次大戦の混乱期を経てスポーツバイク生産に復帰したヴィンセントは、1947年、シリーズBへとバージョンアップしたラパイドのカム、ピストン、キャブレターなどを強化した仕様のマシンを登場させます。
ラパイドとほぼ同じ外観でありながら、黒く塗装されたエンジンが搭載されたこのモデルは「ブラックシャドウ」という名を冠することになります。ブラックシャドウは最高速120マイル(200km/h)を記録するハイパフォーマンスを誇り、”ヴィンセント”の名はその高性能さと高級感から当時のスポーツバイクの最高峰として位置づけられていくことになるのです。
このブラックシャドウを頂点とするヴィンセント社のモータサイクルラインナップは、シリーズBからCへとマイナーチェンジが行われます。
エンジンをはじめ車体の基本構成は同じでしたが、フロントサスペンションが他社製ガーターフォークから自社製ガードローリックフォークに変更され、外観上の大きな違いとなっています。
この新設計のフロントフォークはガーターフォークの構造を基本としながらダンパーには従来のフリクション式に代わり油圧式が装着された、従来にない独創的なものでした。
このシリーズCのもう一つ大きな変更点として創業者の頭文字であるH.R.D.のロゴが正式に社名から消滅することとなり、それに合わせてタンクその他各部のエンブレムもH.R.D.からVINCENTのロゴとなった点です。
この後期タイプ”シリーズC”を1/9スケールでフルディテールキット化しました。
(モデルファクトリーヒロ ウェブサイトより)
製品仕様
組立ガイド
組立て不要です。
簡単な組立てが必要な商品です。 Skill Level 1 の商品は、箱から出してパーツをはめ合わせるなど、簡単な組立てが必要です。特別な道具や技術は必要ありません。
組立てが簡単なキットです。 Skill Level 2 の商品は、HGガンダムキットなど、パーツを切り取ってはめ合わせれば完成できるレベルの商品です。 ニッパー、カッターナイフ、ドライバーなどの道具は必要ですが、接着・塗装などの道具が無くても組立て可能です。
通常の組立てスキルが必要なキットです。 Skill Level 3 の商品は、標準的なプラモデルです。パーツの切り取り、接着、塗装の道具・技術が必要です。 接着の必要がないキットでも、パーツ数が多く組立てが複雑なものも含まれます。 このレベルのキットは、小さいお子様には向かないものが多いです。
中級者向けキットです。 Skill Level 4 の商品は、組立てにある程度の技術や経験が必要なキットです。 小さいパーツや、メタル、レジンなどの素材を使うものもあり、それらの加工・組立ての知識が必要です。 年少者や、大人でも初めてプラモデルを作る方にはあまりお薦め出来ません。
上級者向けキットです。 Skill Level 5 の商品は、模型制作の十分な技術と経験がある上級者向けのキットです。 主にレジンやメタルを使ったガレージキットなど、パーツのフィッティングを調整したり、 場合によってはパーツを自作する必要もあります。キットの説明書に書いてない部分は、 実物の資料を自分で調べて組み立てる必要もあります。 未成年の方には、あまりお薦め出来ません。
この商品は、組立てに接着剤が必要です。 通常のプラスチックモデルキットには、プラモデル用接着剤、または瞬間接着剤をお使い下さい。 レジン、金属、エッチングパーツなどには、瞬間接着剤やエポキシ接着剤をお使い下さい。
この商品は、組立てに接着剤が必要ありません。 スナップキットモデルでも、補強や合わせ目消しのために接着するモデラーもいますが、組み立てるだけなら必要ありません。
この商品は塗装の必要があります。 イメージに合う仕上がりのために、模型用塗料で塗装されることをおすすめします。
この商品は塗装の必要はありません。 こちらの商品は、塗装済みのフィギュアなどの完成品や、組み立てるだけでほぼイメージ通りのカラーリングが再現できるものです。 しかし、組み立てキットの場合は塗装することで、よりリアルな仕上がりになります。つや消しクリアーを吹き付けるだけでもオモチャっぽさが無くなるのでおすすめです。