商品解説
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第二次大戦中盤以降、熾烈さを増す連合国軍の夜間爆撃に対抗するため、ドイツ空軍は爆撃機迎撃用の夜間戦闘機の開発を各航空機設計・製造会社に指示しました。
設計要求のなかに戦略的物質、いわゆる金属の使用を極力抑えるという項目があり、これに対応したフォッケウルフ社のタンク技師は、イギリスのモスキートと同様に機体構造物の半分以上が木製の設計案を提出、空軍に Ta 154 として採用されます。
降着装置は前輪式で、強力な火砲を搭載、最高速度は 600km/h 以上、さらに改良型では 700km/h に迫るなど、野心的な設計でしたが、組立用資材が欠乏していくなか所期の生産計画を立てられなくなり、計画はキャンセルとなりました。
本号ではこの悲運の夜間戦闘機を本邦で初めて特集。
なかでも本機の夜戦としてのキモとなる機上レーダーについて徹底解説を試みています。
そのほか開発と生産、評価と部隊配備、各型解説、特殊攻撃機など読み応えのある記事が盛りだくさん。
どうぞご期待ください。
カラー 8 ページ モノクロ 72 ページ 全 80 ページ