商品解説

ミリタリーモデル・ディテールアップ用　水転写/ドライ デカール

1943年夏の東部戦線で、史上最大の戦車戦である「クルスクの戦い」として有名なツィタデレ作戦中に見られた第503重戦車大隊第2中隊および本部中隊のタイガーI重戦車のマーキングを集めました。
第2中隊のタイガーIは第19装甲師団とともに戦闘に参加しています。
本セットも他のデカールセットと同様、膨大な情報の収集に2年余りの考証期間をかけて慎重に製作されています。
この部隊の所属車両は文字スタイルの混在やバルケンクロイツに混乱が見られます。
例えば一見他の部隊と同一に見える本部中隊のバルケンクロイツは、実際には黒と白の比率が異なるステンシルが使われていますが、このデカールセットではそれらの各種マーキングを各車両毎にきちんと整理し、オプションの選択のみでモデラーによる推定作業を不要としました。
塗装図でも、製作時に充分な資料が集まらなかった243号車を除くすべての車両がイラスト化され、生産ロットによる相違や車両固有の独自装備が判別できるようになっている他、4両編成小隊3個のところを3両編成4個とするなど、当時の中隊組織構造の違いも明らかにしています。
4種類の大隊エンブレムも実物のマーキングから再現されています。