商品解説

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巻頭特集は日本海軍の翔鶴型空母。
真珠湾攻撃からレイテ沖海戦まで、太平洋戦争を通じ、主力空母として奮戦した「翔鶴」「瑞鶴」を取り上げます。
第二特集ではイギリス空軍の夜間爆撃を担った四発重爆、ランカスターを徹底解説。
MP40短機関銃、大西洋でのイタリア潜水艦、タイ王国空軍博物館などを取り上げた、連載・特別企画も盛り沢山でお送りします。

ＣＯＮＴＥＮＴＳ
●第一特集
大洋を翔けた伝説の不死鳥
空母「翔鶴」「瑞鶴」
日本海軍は昭和12年度の○三計画（第三次海軍軍備補充計画）にて、海軍軍縮条約明けを見越し、排水量制限を考慮しない空母の建造を決定。
この計画に従って建造されたのが翔鶴型空母「翔鶴」「瑞鶴」であった。
翔鶴型は戦艦改造の「赤城」「加賀」、排水量の制約下で建造された「蒼龍」「飛龍」とは異なり、排水量を気にせず、当初から空母として建造された大型空母だった。
それまで蓄積された日本海軍の空母建造技術が無理なく注ぎ込まれた設計であり、航空機運用力、速力、防御力、対空火力など全般的に優れた性能を持っていた。
太平洋戦争開戦時においては世界最高峰の空母の一つといえるだろう。
太平洋戦争開戦直前の昭和16年8月と9月に竣工した2隻は、真珠湾攻撃、珊瑚海海戦、南太平洋海戦など、ミッドウェー海戦を除く多くの大海戦で空母機動部隊の中核として戦い大きな戦果を挙げたが、「翔鶴」は昭和19年6月のマリアナ沖海戦で、「瑞鶴」は同年10月のレイテ沖海戦で戦没した。
開戦時から大戦末期まで、日本海軍機動部隊の大黒柱として戦った翔鶴型は、太平洋戦争における日本海軍の最殊勲艦と言っても過言ではない。
巻頭では太平洋戦争における日本海軍の栄光と廃滅を象徴した、伝説の空母「翔鶴」「瑞鶴」を特集。
建造計画、運用思想、メカニズム、戦歴など多角的に翔鶴型を解説していく。

●第二特集
欧州の夜空に君臨した四発の帝王
アブロ ランカスター
第二次大戦前のイギリス空軍は、来るべきドイツとの戦争に備え、長距離戦略爆撃機の開発に着手していた。
そこでアブロ社はバルチャー・エンジン双発のマンチェスターを開発したが、エンジンの信頼性が低かったため、マンチェスターを元にマーリン・エンジン4発に換装した重爆撃機が開発された。
これがランカスターである。
イギリス戦略爆撃機の中で最も安定した性能を発揮したランカスターは、1941年10月から大量産が開始され、1942年3月に初出撃。
その後はイギリス空軍爆撃機軍団の主力として、夜間戦略爆撃でドイツの大都市に甚大な打撃を加え、多数の被撃墜機と引き換えにドイツの継戦能力を奪い去ったのである。
また夜間絨毯爆撃だけではなく、卓越した爆弾搭載量を活かして巨大特殊爆弾を搭載し、ダムや橋梁、Uボートブンカー、戦艦など戦略目標の特殊爆撃任務にも従事。
重爆らしからぬ「武勇伝」をいくつも生み出している。
本特集では、第二次大戦のイギリス空軍において、スピットファイア、モスキートと並び最も大きな活躍を残した航空機3機のうちの一つと言われる名機ランカスターを、様々な側面から考察していこう。

［巻頭特集］空母「翔鶴」「瑞鶴」

翔鶴型空母 名シーンセレクション
珊瑚海海戦
南太平洋海戦
マリアナ沖海戦
エンガノ岬沖海戦
これが翔鶴型だ！
翔鶴型空母の塗装と艦型図
CG解説 翔鶴型空母のメカニズム
日本海軍の中型・大型空母建造計画
翔鶴型空母 建造の経緯
翔鶴型空母 運用と艦隊編制
「翔鶴」「瑞鶴」艦上機名鑑
「翔鶴」「瑞鶴」における艦上機運用
飛天の鶴翼 翔鶴型空母の戦歴
翔鶴型空母 関連人物列伝
翔鶴型空母の艦長になってみよう！
ミッドウェーに舞う鶴翼 翔鶴型空母
／仮想戦記
まけた側の両兵器集
翔鶴型空母と他の中型/大型空母の比較
翔鶴型空母ランダムアクセス
翔鶴型2隻の艦歴

[第二特集] アブロ ランカスター

ランカスター塗装&マーキング
ランカスターのメカニズム
ランカスター開発史
ランカスターの編制と運用
ランカスターの戦術・戦法
ランカスターの各型式
昏冥の星間飛行 ランカスターの戦闘記録
ランカスター関連人物伝
ランカスターの機長になってみよう！
ランカスターと他の四発重爆との比較
ランカスター重爆 ランダムアクセス

［連載・特別企画］
イスラム教徒の枢軸軍
帝國軍人MMK
特殊作戦行動
海外から見た日本艦
タイ王国空軍博物館レポート
ミリタリー人物列伝
栄光なき敗者の栄光
世界の軍用銃 in ＷＷⅡ
第二次大戦全戦史
クラシック軍装研究室
マンガ世界の艦船戦史
WWⅠ兵器名鑑
Benvenuti！知られざるイタリア将兵録
奮闘の航跡 この一艦
陸海軍航空隊 蒼天録
歴史的兵器小解説
オルタナティブ・ワールド
MC放送局
読者プレゼント＆アンケート
読者のページ 最前線にて
俺が考えた翔鶴型とランカスター

サイズ：AB判

（イカロス出版 ウェブサイトより）