商品解説
宇宙関係の模型です。
ミクロミルのAMPブランドから完全新金型1/72 X-20 ダイナソアが発売
X-20はアメリカ国防総省が構想した宇宙偵察機です。
ドイツから持ち帰ったゼンガー・ジルバーフォーゲル対蹠地爆撃機に影響されたアメリカ国防総省は、1950年代末にロケットブースターで垂直に打ち上げ、上昇後は水面上を跳ねる小石のように大気圏上層部をスキップして飛行(ダイナミック・ソアリング)し、目的地上空に到達した後は高解像度カメラにより偵察または宇宙から核爆弾による爆撃を行う有人宇宙機を構想しました。
本機は軍用宇宙機でしたが、その目的をカムフラージュするため実験・研究機であるXプレーンとしてX-20の名称を与えられ、1959年には宇宙往還機の研究用として航空機メーカーに発注されました。
なお本機のダイナソアという愛称は、前述の飛行方法であるダイナミック・ソアリング(Dynamic-Soaring)を略したDyna-Soarから取られています。
1961年に本機の実物大モックアップが完成し、1962年には後にアポロ11号船長となるニール・アームストロングを始めとするパイロット6名が選抜されました。
その後1963年にB-52に搭載して滑空テストを行い、1966年にはタイタンⅢCを用いた初の打ち上げが行われる予定でしたが、NASAでは別にマーキュリー計画とその発展的計画であるジェミニ計画が1962年から開始され、X-20は約4億1000万ドルという莫大な経費に対して効果が薄いと考えられたため1963年に計画中止が決定しました。
X-20は72度の後退角を持つデルタ翼機で、翼端にはウィングレットのような垂直安定版が設けられており、その機体形状は後に計画された欧州宇宙機関(ESA)のエルメスや日本の宇宙開発事業団(NASDA)のHOPE-Xが影響を受けていると言われています。
このインジェクションプラスチックキットには2種類デカール(NASA、米空軍 x 各1)と塗装マスクシール、着陸時・地上の透明窓と飛行時の金属ヒートシールド付きの2種類キャノピーパーツと「インフライト」展示用スタンドが付属しています。
パイロット用ハッチとランディングフラップは別パーツ化されています。
完成時には全長約150mm、全幅約88mmとなります。
※メーカー都合により入荷予定月と実際の商品仕様が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
製品仕様
- 商品コード: MKRAMP72-016
- JANコード: 4580702138417
- 発売日: 2022/05/21
- カテゴリー: 科学技術もの
- 商品タイプ: ロケット・宇宙船模型
- メーカー: ミクロミル
- パッケージサイズ:
26.2 x 18 x 4.5 cm
/ 150g
組立ガイド
組立て不要です。
簡単な組立てが必要な商品です。 Skill Level 1 の商品は、箱から出してパーツをはめ合わせるなど、簡単な組立てが必要です。特別な道具や技術は必要ありません。
組立てが簡単なキットです。 Skill Level 2 の商品は、HGガンダムキットなど、パーツを切り取ってはめ合わせれば完成できるレベルの商品です。 ニッパー、カッターナイフ、ドライバーなどの道具は必要ですが、接着・塗装などの道具が無くても組立て可能です。
通常の組立てスキルが必要なキットです。 Skill Level 3 の商品は、標準的なプラモデルです。パーツの切り取り、接着、塗装の道具・技術が必要です。 接着の必要がないキットでも、パーツ数が多く組立てが複雑なものも含まれます。 このレベルのキットは、小さいお子様には向かないものが多いです。
中級者向けキットです。 Skill Level 4 の商品は、組立てにある程度の技術や経験が必要なキットです。 小さいパーツや、メタル、レジンなどの素材を使うものもあり、それらの加工・組立ての知識が必要です。 年少者や、大人でも初めてプラモデルを作る方にはあまりお薦め出来ません。
上級者向けキットです。 Skill Level 5 の商品は、模型制作の十分な技術と経験がある上級者向けのキットです。 主にレジンやメタルを使ったガレージキットなど、パーツのフィッティングを調整したり、 場合によってはパーツを自作する必要もあります。キットの説明書に書いてない部分は、 実物の資料を自分で調べて組み立てる必要もあります。 未成年の方には、あまりお薦め出来ません。
この商品は、組立てに接着剤が必要です。 通常のプラスチックモデルキットには、プラモデル用接着剤、または瞬間接着剤をお使い下さい。 レジン、金属、エッチングパーツなどには、瞬間接着剤やエポキシ接着剤をお使い下さい。
この商品は、組立てに接着剤が必要ありません。 スナップキットモデルでも、補強や合わせ目消しのために接着するモデラーもいますが、組み立てるだけなら必要ありません。
この商品は塗装の必要があります。 イメージに合う仕上がりのために、模型用塗料で塗装されることをおすすめします。
この商品は塗装の必要はありません。 こちらの商品は、塗装済みのフィギュアなどの完成品や、組み立てるだけでほぼイメージ通りのカラーリングが再現できるものです。 しかし、組み立てキットの場合は塗装することで、よりリアルな仕上がりになります。つや消しクリアーを吹き付けるだけでもオモチャっぽさが無くなるのでおすすめです。