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絶対王者──ひとりで守り抜いたグランプリの尊厳
F1界にとって2024年は、アイルトン・セナがこの世を去って30年という意味合いが強いが、同時にミハエル・シューマッハーの初戴冠から30年経った、と言うこともできる。セナからバトンを受け継ぐようにF1の世界を支配したシューマッハー、彼の存在は近代F1のあり方、特にF1ドライバーたちの考え方、価値観、存在意義、あらゆるものを変えたと言っていい。「１冊１台」を掘り下げる通常号とは異なり、クルマではなく、チーム、ドライバー、レース、シーズン等、１テーマで特集する『Special Edition』。その11冊目となる2024年のテーマは「ミハエル・シューマッハー」。関わりを持った多くの関係者が、レーシングドライバーとしてのシューマッハー、そしてパーソナルな部分でのミハエルを語る。

CONTENTS
002-003 Grand Prix Symbolism──Prologue
006-011 鈴木亜久里×片山右京──スペシャル対談
まだ生意気で無邪気だったあの頃。
ミハエル・シューマッハー
絶対王者──ひとりで守り抜いたグランプリの尊厳
Era of the Green-Yellow
014-017 Michael Schumacher's F1 Car Variations──Jordan 191～Benetton B193Bv 018-021 ミハエルを奪った一単語──エディー・ジョーダン インタビュー
022-025 最速との邂逅──ネルソン・ピケ インタビュー
026-029　 時代の寵児の傍で──マーティン・ブランドル インタビュー
030-031 F1ドライバーの基準を作った人物──GP Car Column #0１
Era of the Blue
032-035 Michael Schumacher's F1 Car Variations 02──Benetton B194～Benetton B195
036-041 「非情な戦い方に恐怖を感じていた」──デイモン・ヒル インタビュー
042-045 すべてはミハエルのために──パット・シモンズ インタビュー
046-049 世界最高のクソ野郎──フランク・ダーニー インタビュー
050-051 すべてはシューマッハーから始まった。──GP Car Column #02
Era of the Red
052-065 Michael Schumacher's F1 Car Variations 03──Ferrari F310～Ferrari 248F1
066-069 最大級の褒め言葉──ミカ・ハッキネン インタビュー
070-073 速く走るための探求する精神──クリス・ダイヤー インタビュー
074-077 恩人への感謝と願い。──浜島裕英インタビュー
078-079 必然だったアロンソへの敗北。──GP Car Column #03
Era of the Silver
080-081 Michael Schumacher's F1 Car Variations 04──Mercedes W01～Mercedes W03
082-085 老帝の詮術──ニコ・ロズベルグが学びとった帝王学
086-089 不変の敬意──セバスチャン・ベッテルが慕う理由
090-091 GP Model Story #39
092-097 地に足をつけ、高みを目指す──ミハエル・シューマッハー・アーカイブ
098 あとがき／プレゼント
099 Epilogue