商品解説
書籍/書籍関連商品(その他)
食事は誰にとっても必要な事柄であり、それ無しで人は生きていけません。
その反面、私たちは食について詳しく知っているとは言えません。
特に昔の話となると、日本のことならまだある程度想像は付きますが、外国で何を食べていたのか聞かれたらどうでしょう。
エジプト人は? 中世のドイツの修道僧は? 古代ローマの奴隷は?
本書では、中世ヨーロッパを中心に、西洋世界の古代から18~19世紀までの食事情を図解で紹介します。
人が何を食べてここまで進化してきたかがわかる一冊です。
【目次】
【第1章 古代文明の食】
No.001 人類はいつから調理を始めたか
No.002 かまど登場以前の調理事情
No.003 かまどの発明
No.004 メソポタミア文明と農地
No.005 中東の古代人を支えたナツメヤシ
No.006 メソポタミアの型抜きパン
No.007 メソポタミアの肉料理
No.008 メソポタミアの野菜と香辛料
No.009 ビールはメソポタミアで生まれた
No.010 ビールは必需品で薬
No.011 居酒屋の主人は女性
No.012 古代セレブを熱狂させたワイン
No.013 メソポタミアの煮出しドリンク
No.014 古代の料理人と最古のレシピ
No.015 医療にも使われたエジプトのパン
No.016 ハイエナはごちそう
No.017 エジプトの魚と信仰
No.018 ピラミッドを造り上げたタマネギ
No.019 エジプトで食べられていた野菜と果物
No.020 岩塩の方が海の塩より高級品
No.021 戦争とカロリー
コラム メソポタミア文明の食文化の終焉と残滓
【第2章 ギリシャ・ローマの食】
No.022 初期ギリシャ食文化は意外と質素
No.023 花開いたギリシャ料理
No.024 料理に音楽を聴かせたエトルリア人
No.025 ローマでタダの朝食に在り付く方法
No.026 古代の公衆浴場は健康ランド
No.027 ローマの金持ちは寝転がって食事する
No.028 ローマの正賓-食前酒から前菜まで
No.029 ローマの正賓-食後の菓子まで
No.030 ローマ貴族は奴隷の髪で手を拭いていた
No.031 ローマの平民や貧民の夕食
No.032 ギリシャ・ローマの酒宴
No.033 花冠を被って恋のまじないに興じる男たち
No.034 アッサタロスは死霊の慰め
No.035 ローマで重宝された堅過ぎるパン
No.036 ローマでよく食べられた食材たち
No.037 ローマではワインに水とアスファルトを混ぜた
No.038 最高のワインと最低のワイン
No.039 ローマの飲料いろいろ
No.040 暴君ネロも出入りしたローマの安食堂
No.041 美食のための飼育と養殖
No.042 豚の乳房とフラミンゴの舌
No.043 翼を付けたウサギで作るペガサス焼き
No.044 1回の食事に数百万円
No.045 店の売り物とケーナの手みやげ
No.046 高価な万能調味料ガルム
No.047 植民地が支えた繁栄とパン配給
No.048 ローマ兵の食糧事情
No.049 ガリア戦記に見るカエサルの食糧調達
コラム 昆虫は食材として適しているのか?
【第3章 中世から近代ヨーロッパの食】
No.050 肉を崇拝していたゲルマン民族
No.051 ゲルマン人の飲酒習慣とビールの進歩
No.052 四体液説に支配された中世人の健康
No.053 4大元素の化身とされた食材たち
No.054 王侯貴族のアイデンティティーと調理法
No.055 中世中期までの領主の食卓
No.056 初めは手づかみで食べていた中世貴族
No.057 ごちそうはどぎつい色でくどい味
No.058 宮廷に登場した巨大な演し物料理アントルメ
No.059 料理書に残る豪華なアントルメ
No.060 ワイン製造を独占した修道院
No.061 野趣あふれるジビエと去勢鶏
No.062 ヨーロッパでの卵の調理法と占い
No.063 食べてはいけない肉と断食日
No.064 庶民をうんざりさせた塩漬けニシン
No.065 中世人の食事回数
No.066 中世のパン事情
No.067 冬の前に作る塩漬け肉
No.068 中世の野菜泥棒は罪にならなかった
No.069 中世に24時間営業のファーストフード店
No.070 RPGに出てくるような宿屋は14世紀から
No.071 家に食堂がなかった中世期
No.072 中世農家の日常メニュー
No.073 ハレの日の農村の食事
No.074 食べないことで神に近づこうとした尼僧
No.075 スパイス狂いの中世人は何を得たか
No.076 大航海時代の船上での食事
No.077 遠洋航海と壊血病
No.078 コロンブス交換による大変革
No.079 砂糖はいつからヨーロッパで用いられたか
No.080 焼き菓子から糖衣菓子・チョコ菓子へ
No.081 ヨーロッパの食糧事情は何度も激変した
No.082 こうして近代フランス料理が生まれた
No.083 レストランは薬膳スープ
No.084 改革を進めた偉大な料理人たち
No.085 料理書や食のエッセイとガイド
No.086 近代人の心強い相棒となったコーヒー
No.087 宣伝工作によって英国に定着した紅茶
No.088 どこにあっても高貴であり続けたチョコレート
No.089 蒸留酒は現世の辛さを忘れさせる特効薬
No.090 食べないパンの皿トランショワール
No.091 スプーンは愛の証でナイフは信頼の証
No.092 フォークが普及するまでの紆余曲折
No.093 重宝された銀器と企業秘密だった磁器
No.094 中世ユダヤ人の祭日の食事
No.095 ユダヤの食のタブー
No.096 評判がよかったユダヤの食肉
コラム 中世の豚の話
【第4章 日本の食・世界の食】
No.097 日本の食文化は奈良時代から
No.098 そうめんが日本の麺のルーツだった
No.099 ソバとうどんの歴史